ルート66ネオンサインとアメリカ
Route66 Neon USA
ネオンサインの本家はアメリカではなく実はフランスで1912年にパリ万国博覧会で公開されたのが最初とされている。
ネオンとは?
ネオンの性質は、ネオンサインに用いられる灯体は、直径8 ~15mm、長さ1.5m位のガラス管で、広告主の注文に応じて手作業による職人技で、色々な形に曲げられる。
ネオンサインに用いられる管は、ガスの色を出す為の透明なものと、様々な色を出す為の蛍光塗料を内面に塗布した蛍光管がある。
ネオンは1898年にロンドンで、イギリス人化学者ウィリアム・ラムゼー卿とモーリス・トラバースが発見した。
発見に至った手法は液化空気の分留(沸点が異なる液体の混合物を熱して、沸点の低いものから順次に成分を分離させる)であった。
ラムゼーが、液体状になるまで冷却した大気を暖めて気化したガスをそれぞれ分留する実験を行っている時、大気主成分である、
窒素・酸素・アルゴンを取り除いた後に残る物質からクリプトン・キセノン・ネオンをそれぞれ見つけた。
ネオンサイン
ネオンサインは、1910年12月、フランスの技術者ジョルジュ・クロードがネオンガスを封入した管に放電することで、新たな照明器具を発明した。
パリの政府庁舎グラン・パレで公開後、1912年には彼は仲間たちとこの放電管をネオン管として販売し始め、理髪店で最初の広告として使用された。
1915年に特許を取得し「クロードネオン社」を設立した。
1923年、彼らがネオン管をアメリカに紹介すると、早速ロサンゼルスのパッカード自動車販売代理店にふたつの大きなネオンサインが備えられた。
赤々と輝き人目を惹くネオンの広告は、他社との差別化を鮮明に映し出した。そして全世界に広がっていった。
ルート66のネオンサイン
ルート66には沢山のモーテルとネオンがありますが、ブルースワローモーテルのネオンは、ルート66を代表するネオンと言っても過言ではないでしょう。
昔ながらの典型的モーテルでスワローのネオンサインは世界的に有名です。
ルート66を旅する人のほとんどが、このモーテルに写真を撮るために立ち寄ります。その他数多くありますが・・・
昔ながらのモーテルなので、チェーンのモーテルに比べれば味があり映画の中のルート66を体験出来ます。
このモーテルに泊まること自体がルート66を奥深く体験出来ます。
ラスベガスのネオンサイン
ロサンゼルスのHOLLYWOODのサインや I Love NYのロゴと肩を並べる、ラスベガスの Welcome to Las Vegasのネオンサイン。
元々は、観光客を出迎える為に製作されたものではなく、商業的な広告で今ではラスベガスのアイコンと成っている。
サインを製作したベティ・ウィリスさんは、91歳でお亡くなりになりました。
ラスベガス出身のベティさんはグラフィック・デザイナーとしてショーの新聞広告やモーテルのネオンのデザインをしていました。
1959年ネオンサイン会社のあるセールスマンがロサンゼルスから運転してくる人たちを呼び寄せる為のサインを作ってはどうかと提案しました。
ベティさんは砂漠の中にあるこのハイウェイに並ぶホテルを目的地としてやってくる観光客を迎え入れるにふさわしいデザインを作るように依頼がありました。
ホテルやカジノで有名なストリップ通りを取り囲んだ外のクラーク郡にある。
このサインはYoung Electric Sign Companyがネバダ州に貸し出しをしています。
ベティさんのデザインは1950年代後半にある有名な自動車のタイヤメーカーGoodyearと夢の国ディズニーランドのロゴから影響を受けた物で、
星の部分はその当時ホテルのサインによく使われるデザインで「fabulous素敵な」はベティさんが当時の流行であった、手書きっぽい感じのアイデアを使って加えたもだった。