ルート66の巨人「マフラーマン」
Route66 Muffler Men
ラスベガスからから車でルート66に出かけると町中や道路沿いに巨大像を目にする。
色んな種類があるが、基本的には表情や風貌が全く一緒で大男の姿は、現在アメリカ各地に何百と存在している。
マフラーマン当時の普及率に比べ、現在アメリカ全土のマフラーマンの生き残りはたったの20%程。
その中のいくつかは全米にあり、ルート66にもしっかりと残されていている。
マフラーマンの中には、名前を与えられているものもあり、これは人々のから愛されている。
同鋳型は、カンパニーの廃業後に失われてしまい、もう2度と同じマフラーマンを制作する事は出来ない。
アメリカでマフラーマンの姿が消え去っていく今日に成り、どこかに隠れている鋳型パーツの数々、そして不必要となってしまったマフラーマンが、コレクターズアイテムとしてそれぞれ1万〜2万ドルという高値で取引されている。
60年代、南カリフォルニアのベニスにあった「インターナショナル・ファイバーグラス・カンパニー」が、とあるガソリンスタンドの広告塔としての巨大像を制作する際に
「ポール・バニヤン」と名が付いた架空の民話主人公をモデルとしたのが始まりだ。
巨人「マフラーマン」は、ファイバーグラス製で高さ5m〜8mある。半袖シャツが包む逆三角形の胴体、がっしりと踏ん張る足、遠くを見つめるまなざしが特徴。
前に出された両腕の、左手のひらは下向き、右手のひらは上向きという銅像。
8mの巨人であるポール・バニヤンは、架空のアメリカン・スーパーヒーローをモデルとして「木こりの労働者」として描かれており、
大きな斧でばっさばっさと木を切り倒し人々を助ける、アメリカ市民のヒーロー的存在として語り継がれた。
そのため、斧を持つ両手を表すのにこのような腕の形に仕上り、後にこの鋳型が使い続けられた。
60年代、南カリフォルニアのベニスにあった「インターナショナル・ファイバーグラス・カンパニー」が、ガソリンスタンドの広告塔としての巨大像を制作し架空の民話「ポール・バニヤン」の主人公をモデルとしたのが始まりだ。
8mの巨人ポール・バニヤンは、おとぎ話の中で「スーパー労働者」として描かれ、大きな斧でばっさばっさと木を切り倒し人々を助ける、アメリカ市民のヒーロー的存在として語り継がれた。
斧を持つ両手を表すのにこのような腕の形に仕上り、後にこの鋳型が使い続けられた。
あまりの大きさに一目を引くこの広告塔に、他の自営業の人々も興味を示した。
沢山の業者から依頼を受けたインターナショナル・ファイバーグラス・カンパニーは、同じ鋳型を使い時には頭や腕だけに違った型を利用して、バリエーションあふれるマフラーマンを制作した。
ホットドッグマン、カウボーイ、パイレーツ、ゴルフプレーヤー、フットボールプレーヤーなど、ありとあらゆるビジネスの広告塔が誕生。
車修理工の為の、車のマフラーを持つバージョンが幅広く利用されたため、現在になり「マフラーマン」という呼び名が付いた。
当時、マフラーマンが$1000〜$2800という予算で制作され、ロードサイドの、特にルート66周辺のビジネスをサポートする顔としてアメリカ全土に設置された。
1973年の石油危機の影響とファイバーグラスの危険性により需要が激減。
生みの親であるインターナショナル・ファイバーグラス・カンパニーは1976年に廃業した。
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