ルート66ガリーナ
Galena Kansas
ガレーナ カンサス州
Galena Kansas
ガリーナは、映画「カーズ」のモデルとなったトム・メーターがいる町で、世界的に一躍有名になった。
カンザス州を走るルート66は、約21kmの距離あり、カンザス州とミズーリ州の州境の町。
ガリーナは、アメリカ カンザス州チェロキー郡の都市で人口約3085人。
ガリーナは方鉛鉱の意味で、1877年にこの地域で発見された鉛鉱石方鉛鉱にちなんで町の名前が付けられた。
カンサス州 ガリーナの歴史
1871年にガリーナで鉄道建設が始まった。
敷地に隣接する80エーカーの鉄道用地は、同じく町の一部となったサウスサイド・タウン・アンド・マイニング・カンパニー株式会社によってガリーナは、1877年5月に、町の基礎が出来てから2か月足らずで町が設立された。
ガリーナの町は、無数の鉱夫、無法者が集まり、賭博、酒、暴力、殺人者など無法地帯になっていました。
1877年の秋に、長老派教会、監督制教会、メソジスト教会などの教会の宗派に奉仕するための建物が建設されました。
1877年~1878年の冬、最初の学校は物置用に建てられた建物で教えられました。
1877月に郵便局が開設され、ガリーナマイナーという新聞が設立されました。
1879年、カンザス・シティ・フォート・スコット・アンド・ガルフ鉄道 (Kansas City, Fort Scott and Gulf Railroad)が、ガリーナまで路線を延長した。
やがてセントルイスとサンフランシスコ鉄道がそれに続き、ミズーリ州ジョプリンから路線を延長しました。
新しいブームタウンには、さらに多くの荷馬車、テント、急いで建設された建物が出現し、数か月以内に約1万人の人口に増え、最盛期の人口は急激に増えた約2.5万人~3万人を数えた。
元々不毛の地だったガレーナは鉛が見つかり、硫化鉛を産出する鉱山の町と成り、最盛期には200近い鉱山が、鉛、亜鉛、銀の産出で鉱山業で賑わった。
第二次世界大戦中に建設された、ガリーナの北西にあるジェイホーク兵器工場は、硝酸アンモニウムを生産する大規模な兵器工場でした。
戦後、オペレーターのケネス・アルドレッド・スペンサーによって民営化され、世界最大の硝酸アンモニウム肥料の生産者でした。
裕福な人達は豪華な家やビルを次々に建設し、往時を思わせる古い建物が沢山残っている。
ルート66が1927年に開通すると、旅人達のレストラン、モーテル等、サービスを提供するビジネスが繁栄した。
1930年代には、労使対決で犠牲者が出る事件等があり鉱山と労働者のストライキがひどくなった。
「ブルー・カード・ユニオン」組合が設立されたが、問題は沈静化しなかった。1960 年代には次々と鉱山を閉山し、人口も次第に減少していった。
かつて鉱山で栄えたルート66ガリーナの町でしたが、ルート66全盛期の面影は薄れ、衰退とともに放棄されゴーストタウン化ていましたが、現在保存運動により町を徐々に復興している。
時の流れを感じさせるレンガの壁が印象的。
10 ベスト・スモールタウン・アメリカの一つにリストされ、スミソニアンの720ベスト・スモールタウン・ビジット2013年に選ばれた美しい町。
カー・オン・ザ・ルート
Cars on The Route Kan O-Tex Service Station
映画「Cars」でお馴染みの「トム・メーター」1951 年製のトーイング・トラックがある事で世界的に有名に成った。
元は「4 Women on the Route」でしたが2013 年にオーナーが変わり「Cars on the Route」に成りました。
目の描かれた車達はルート66沿いに多数見かけますが、メーターのオリジナルのモデルが展示してある。
ラジエーター・スプリングスのモデルのアリゾナ州のセリグマンから1700キロ以上あります。
元々は1920〜1943年「Little’s Kan O-Tex Service Station」で1950 年代に「Hayes Filling Station」に名前を変えたガソリンスタンドでしたが、
2007 年に4人の女性が「4 Women on the Route」をオープンし、1920年代の Kan-O-Tex のガソリンスタンドを復元しレストランに改装した。
2008 年、イリノイ州のリッチフィールド で行われた「2008 Route 66 business of the Year Awards」を受賞した。
トム・メーター1951 年製のトーイング・トラックとは?
インターナショナル・ハーベスター
International Harvester Co.
アメリカのトラック、農業機械、建設機械の大手メーカー農業機械、建設機械では世界最大級
本社はシカゴにあり、1902年、当時アメリカ最大の農機具メーカー、マコーミック・ハーベスティング・マシーン社、
第2位のディアーリング社など大手5社が合併し、インターナショナル・ハーベスター社の名でニュージャージー州に設立されたことに始まる。
国内外で独占的地位を強化したこともあって、13年に取引制限的企業として政府によりいったん解散を余儀なくされたが、18年に再び元に戻った。
インターナショナルハーベスターLシリーズ
1949年にKB-シリーズのピックアップトラック、配送車用フルサイズ・トラクタートレーラー。
電気ワイパー、ラジオ、時計はオプションでRシリーズ は1952年まで生産された。
Cars on the Route
119 N Main St, Galena, KS 66739
ガリーナ博物館
Galena Mining & Historical Museum
ガリーナでは1877年から鉛の採掘が行われ、最盛期には200近い鉱山があり、鉱山業で賑わった。その時代の様子を感じる事が出来る博物館。採掘に使われていた道具や当時の写真等が展示され、外には戦車等の展示がある。
鉛は、ピストルの銃弾に使われた
Lead-bullet「銃の弾」、撃った時に実際に飛んで行く弾頭部分は、基本的に鉛で作られている。表面を銅などでコーティングしてあったりすることはあるが、主な材料は鉛だ。
銃弾の素材に求められる性質は、「小さくて重いこと」だ。同じ重さなら、サイズが小さいほうが空気抵抗も小さくなり、遠くまで飛ぶ。同じ大きさなら、同じ初速で発射した場合には重いほうが運動エネルギーが高くなり、空気抵抗に打ち勝つ力が強くなる。
物質の重さを表す指標が「比重」だ。同じ体積の水の何倍の重さなのかを数値で表す。この数字が大きければ大きいほど、同じ体積のときに重くなる。
鉛は地球上に数ある物質の中でもトップレベルで比重が大きい物質だ。鉛よりも比重が大きな物質となると、金やタングステン、劣化ウランなどがあるが、どれも高価だったり容易に手には入らなかったりと難点が多い。
鉛は比較的安くどこでも手に入る物質なので、銃弾の主な材料として使われている。
現在でもアメリカは、世界の鉛生産量ランキングでは4位です。
カンサス州とミズウリ州の看板の場所
ガリーナへの行き方
東方向にバックスター・スプリングから来る場合は、カンザスルート66を東に進むと、ガリーナへのダウンタウンに入ります。
Cars on the Route、オールドルート66に行くにはMain St で北に曲がります。
西方向、ジョプリンから来る場合はミズーリ66号線から州を越える前にオールド・ルート66・ブルバードを右に入ります。
インターステート経由だとI-44 出口1からUS166/400号線からカンザス26号線です。