ステーブ・ジョブズとルート66
復活の功労者
NeXT社の仕事を兼任しながらステーブ・ジョブズは1986年2月7日にルーカスフィルムのコンピュータ関連部門を$1000万で買収しピクサー(Pixar)と名付け最高責任者に就いた。
ピクサー・アニメーション・スタジオは、コンピュータグラフィックスを用いたアニメーションのアメリカの映像制作会社。1986年2月3日創立しCGIアニメーションを製作する。
本社は、カリフォルニア州エメリービル、2010年4月に第2スタジオがカナダのバンクーバーに作られ、2006年5月5日からは、ウォルト・ディズニー・カンパニーの完全子会社である。
1979年、ルーカスフィルム社がニューヨーク工科大学からエド・キャットマルを雇用し創立したコンピュータ・アニメーション部門が、ピクサー・アニメーション・スタジオの前身である。
前身は「スタートレックII カーンの逆襲」や「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」の作品を排出している。
1986年にアップルコンピュータを退社したスティーブ・ジョブズらが$1000万で買収し「ピクサー」と名付けて独立会社とした。
ジョブズは買収資金として退社したアップルコンピュータの株を売り払った。
1991年、ピクサーは、ディズニーにCGアニメーション映画作成の売り込みを行い、1991年3月3日に3本の劇場用作品の契約を結んだ。
コンピュータ・グラフィックスのアニメ映画「トイ・ストーリー」が1995年11月22日に封切られ、その後ルート66を舞台にした映画「カーズCars」2006年6月9日 と続く・・・
カーズ Cars
ピクサーの制作、ブエナ・ビスタ・ピクチャーズの配給により、2006年6月9日に公開された長編アニメーション映画作品。
第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞受賞。
2001年より制作開始され、当初は「ルート66 」というタイトルで制作されていたが、1960年代のテレビドラマ「ルート66」が既にあり、作品名を「カーズCars」に変更した。
ディズニーとディズニー・ピクサー間の契約に伴い、ディズニー配給としては最後のピクサー制作作品になる予定でしたが、ディズニーがピクサーを買収した。
公開までの4年間、ジョブズはピクサーに$5000万を投資していた、「こんなに金がかかるとは思っていなかった」と告白している。
しかし、トイ・ストーリー公開直後に、ピクサーは株式を上場し、ジョブズは多額の資産を手に入れた。
2006年5月5日、ディズニーはピクサーを買収し、同社はディズニーの完全子会社と成った。
又、ステーブ・ジョブズは、ディズニーの個人筆頭株主に成ると同時に、ディズニーの役員に就任した・・・・
現在カリフォルニア州のアナハイムのデズィニーランドのアトラクションルート66を舞台にした「カーズランド」が人気を博している。
カーズランド
アメリカ、カリフォルニア州のディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーにあるテーマランドの一つである。ピクサー・アニメーション・スタジオ製作の映画カーズの世界を再現している。
カーズランドは、映画のカーズが公開された2006年に始まり、2007年に始まったディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーを改装する計画の目玉として建設された。
そして2009年に建設が始まり、2012年6月15日にオープンした。映画の舞台であるラジエーター・スプリングスの街並みを忠実に再現している。